カスミ(霞)石(読み)かすみいし

百科事典マイペディア 「カスミ(霞)石」の意味・わかりやすい解説

カスミ(霞)石【かすみいし】

ケイ酸塩鉱物の一つ。カリアルミニウム鉱石主成分は(Na,K)AlSiO4。六方晶系。六角または十二角柱状結晶,緻密(ちみつ)塊状の産状が多い。硬度5.5〜6.0,比重2.56〜2.65。無色か白または灰色で,半透明ガラス光沢がある。準長石中最も広く産し,アルカリ火成岩中に特徴的に産出する。日本では島根県浜田地方の玄武岩質岩石中のものが知られている。ガラス,窯業原料。

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改訂新版 世界大百科事典 「カスミ(霞)石」の意味・わかりやすい解説

カスミ(霞)石 (かすみいし)

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世界大百科事典(旧版)内のカスミ(霞)石の言及

【ネフェリン】より

…鉱物名。カスミ(霞)石ともいう。化学成分は(Na,K)AlSiO4で,KAlSiO4は25mol%まで含む。…

※「カスミ(霞)石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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