カッラーラ-ヴェルディ邸(読み)カッラーラヴェルディてい

世界の観光地名がわかる事典 の解説

カッラーラヴェルディてい【カッラーラ-ヴェルディ邸】

イタリアのオペラの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Fortunino Francesco Verdi、1813~1901年)が、2人目の妻でソプラノ歌手のジュゼッピーナ・ストレッポーニ(Giuseppina Clelia Maria Josepha Strepponi Verdi)とともに晩年を過ごした家。同国北部の都市パルマ(Parma、エミリア・ロマーニャ州パルマ県の県都)北方45kmほどのところにある町ブッセート(Busseto)北方約3kmに位置している。ヴェルディはこの家で農園を管理しながら穏やかな生活を送り、「仮面舞踏会」、「ドン・カルロ」、「アイーダ」、「ファルスタッフ」などの傑作を作曲した。夫妻が使用した自家用馬車のほか、邸宅内部には、彼の遺品が展示され、彼が息を引き取ったミラノのグランド・ホテル・エ・デ・ミランの部屋も再現されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android