カドミウム・イエロー(英語表記)cadmium yellow

翻訳|cadmium yellow

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カドミウム・イエロー」の意味・わかりやすい解説

カドミウム・イエロー
cadmium yellow

絵具の色名の一つ。硫化カドミウムから成る黄色顔料。 1817年 F.シュトローマイヤーによって発見されたが,油絵具として用いられたのは 29年で,広く市販されたのは 46年以降。色相淡黄色から橙黄色まで,すなわちレモンペール,レモンライト,レモンディープ,オレンジ各種がある。熱によって暗色化するが,もとに戻る性質がある。この顔料は油絵具では不透明色で被覆力が大きい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android