カネカ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カネカ」の意味・わかりやすい解説

カネカ

総合化学会社。1949年鐘淵紡績(→クラシエホールディングス)の繊維部門以外の事業(化学,電線,化粧品,油脂,食品など)を継承し,鐘淵化学工業として設立。のちに化粧品や石鹸などの部門を譲渡するなどして事業を順次整理し,合成樹脂を中心に化成品,食品,医薬品,医療機器,電子材料,合成繊維などの製造・販売を手がける。海外投資にも進出し,1970年三井物産と共同経営でベルギー樹脂の製造を主とする海外子会社カネカベルギーを設立したほか,アジア,アメリカ合衆国などにも製造拠点を広げている。2004年カネカに商号変更。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「カネカ」の解説

カネカ

正式社名「株式会社カネカ」。英文社名「KANEKA CORPORATION」。化学工業。昭和24年(1949)「鐘淵化学工業株式会社」設立。平成16年(2004)現在の社名に変更。大阪本社は大阪市北区中之島。東京本社は東京都港区赤坂。総合化学会社。化成品・機能性樹脂・食品・医薬品・電子材料・合成繊維など幅広く手がける。機能性食品コエンザイムQ10の原料供給でトップクラス。東京証券取引所第1部・名古屋証券取引所第1部上場。証券コード4118。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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