カバルカゼレ(英語表記)Cavalcaselle, Giovanni Battista

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カバルカゼレ」の意味・わかりやすい解説

カバルカゼレ
Cavalcaselle, Giovanni Battista

[生]1820.1.22. レニャゴ
[没]1897.10.31. ローマ
イタリアの美術史学者。 G.モレリとともに,イタリア絵画史研究の基礎を確立。 1848年イタリア統一運動に参加して捕えられたが,年来の友人 J.クロウ助力を得て 49年にロンドンへ亡命し,彼と初期フランドルの画家について共同研究を行う。 57年イタリアに復帰し美術総裁の要職につく。主著 (すべてクロウとの共著) 『新イタリア絵画史』A New History of Italian Painting (1864~70) ,『ティティアン』 Titian (77) ,『ラファエロ』 Raphael (82~85) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android