カプトル(英語表記)Kaptol

デジタル大辞泉 「カプトル」の意味・読み・例文・類語

カプトル(Kaptol)

クロアチアの首都ザグレブ中心部、旧市街の東側の地区名。11世紀末、ハンガリー王ラースロー1世が司教座を置いた中世宗教都市に起源する。17世紀に隣接するグラデツと合併し、ザグレブと呼ばれるようになった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のカプトルの言及

【ザグレブ】より

… 先史時代の住居跡,ローマ時代の宿営地跡,中世前期の遺跡が発掘されている。1094年,司教座を得て現在のカプトル地区が発展し,西隣するグラデッツも独自の町へ成長していた。後者は1242年ハンガリー王ベーラ4世から自由都市と宣せられたが,同年モンゴル人が両地区を略奪した。…

※「カプトル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android