カラウィーンモスク(読み)カラウィーンモスク(英語表記)Kairouyine Mosque

世界の観光地名がわかる事典 「カラウィーンモスク」の解説

カラウィーンモスク【カラウィーンモスク】
Kairouyine Mosque

モロッコ第2の都市フェズにある、モロッコ最大規模のモスク。ムーレイ・イドリス廟(びょう)の東0.3kmにある。チュニジアカイルアンから避難してきたアラブ人やユダヤ教徒が移り住むようになったため、建造された。859年に当初礼拝堂として建てられ、以後、拡張されて、モスク内には世界最古の大学も創建され、アラブ諸国から多くの留学生が集まった。建物の壁面幾何学(きかがく)模様やアラビア文字の美しいタイルがちりばめられ、中庭には大理石噴水がある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android