カラチュリ王国(読み)カラチュリおうこく(英語表記)Kalachuri

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラチュリ王国」の意味・わかりやすい解説

カラチュリ王国
カラチュリおうこく
Kalachuri

6~12世紀,インド西部と中央部を支配した王国。6世紀後半に勢力をもち,グジャラートマールワの一部を支配。次いでナルマダー河口をも征服。6世紀末に南のチャールキヤ朝攻撃を受け,東のジュッブルポール地方に移る。9世紀になるとジュッブルポール地方のトリプリーを都とするカラチュリ王国が強力となり,北はカナウジ,東はベンガル,南はラーシュトラクータ朝を攻め,11世紀初めまで有力であったが,その後は不明で 12世紀末にはイスラム教徒に屈した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android