カルキ

精選版 日本国語大辞典 「カルキ」の意味・読み・例文・類語

カルキ

〘名〙 (kalk Kalk石灰」の意)
① 石灰。〔植学啓原(1833)〕
② (「クロールカルキ」の略) さらし粉
紫陽花(1955)〈梅崎春生〉「水はなまぬるく、カルキくさかった」

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デジタル大辞泉 「カルキ」の意味・読み・例文・類語

カルキ(〈オランダ〉kalk)

石灰
《「クロルカルキ」の略》さらしのこと。「カルキくさい水」

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改訂新版 世界大百科事典 「カルキ」の意味・わかりやすい解説

カルキ

オランダ語のkalk,ドイツ語のKalkの転訛した言葉で石灰の意。カルクともいう。日本では加爾基とも書かれた。また,ドイツ語のChlorkalkの略で,さらし粉をさす。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルキ」の意味・わかりやすい解説

カルキ
Kalki

インド神話のビシュヌ神の化身一つ。カルキン Kalkinともいう。聖典権威が失われ,人間寿命がわずか 23歳になる末世に,ビシュヌ神はカルキという人物として出現し,悪を滅ぼし新たな時代を切り開くという。抜刀して白馬に乗る姿で描かれる。

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百科事典マイペディア 「カルキ」の意味・わかりやすい解説

カルキ

ドイツ語Chlorkalk(さらし粉)の略。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルキ」の意味・わかりやすい解説

カルキ
かるき

さらし粉

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世界大百科事典(旧版)内のカルキの言及

【さらし粉(晒粉)】より

…漂白粉,カルキともいう。次亜塩素酸カルシウムを有効成分とする白色粉末で,アルコールや水によく溶ける。…

※「カルキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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