世界大百科事典(旧版)内のカントリー・ファニチャーの言及
【カントリー・ハウス】より
…たとえばストラトフォード・オン・エーボンにあるシェークスピアの生家のようにチューダー朝期の町家などは切妻屋根,オークの太い柱に漆喰の壁からなる簡素な形式を示した,カントリー・ハウスの典型である。また,その土地の指物師の手で製作された家具・調度をカントリー・ファニチャーと呼ぶ。地方の町家や民家で日常使われたパネルバック・チェアやラダーバック・チェア,ろくろ加工による挽物(ひきもの)部材から構成されたイギリスのウィンザー・チェア,甲板の左右に垂れ板をつけたゲートレッグ・テーブル(エクステンション・テーブル)などは実用的な機能を備え,簡素でいなかの生活様式にふさわしい。…
※「カントリー・ファニチャー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」