カンドンベ(英語表記)〈スペイン〉candombe

デジタル大辞泉 「カンドンベ」の意味・読み・例文・類語

カンドンベ(〈スペイン〉candombe)

ウルグアイ音楽の一。太鼓中心とした激しいリズムをもつ舞曲で、植民地時代に、アフリカ出身の黒人奴隷らによって作られた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のカンドンベの言及

【タンゴ】より

…タンゴのうちとくに名高く重要なのはアルゼンチン・タンゴ,すなわちブエノス・アイレスに起こり,ここを本場として発達したタンゴである。 アルゼンチン・タンゴの発生については諸説あるが,その源にはキューバから伝来したハバネラ,それがブエノス・アイレス周辺で変化した形と思われるミロンガ,ヨーロッパから移入されたポルカ,ブエノス・アイレスにも昔は多かった黒人系住民の行列の音楽であるカンドンベcandonbeなどが混在し,それぞれが影響しあったものと思われる。また,ブエノス・アイレスに19世紀半ば以来急増したイタリア系移民の,スペイン系とはひと味異なった音楽性が影響を与えたことも無視できない。…

※「カンドンベ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android