カンパニア[州](読み)カンパニア

百科事典マイペディア 「カンパニア[州]」の意味・わかりやすい解説

カンパニア[州]【カンパニア】

イタリア南部,ティレニア海に臨む州。ガエタ湾からポリカストロ湾に及び,内陸アペニン山脈が走り,ベスビオ山がそびえる。古来肥沃の地として知られるカンパニア平野を含み,小麦トウモロコシ,オリーブ,ブドウなどを産し,漁業も盛ん。南イタリアで最も工業の発達した州。州都ナポリ。古代ローマ時代にはポンペイカプアなどの都市が栄え,12世紀からはシチリア王国ナポリ王国の一部として繁栄したが,イタリア統一後は〈南北格差〉に悩み,停滞している。1万3595km2。576万6810人(2011)。→メッツォジョルノ
→関連項目アマルフィ海岸

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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