カーディング

精選版 日本国語大辞典 「カーディング」の意味・読み・例文・類語

カーディング

〘名〙 (carding) 紡績工程一つ繊維のもつれをほぐすために梳綿機(そめんき)にかけ、繊維を平行状態にくしけずり、清浄なスライバーを作る工程。また、梳綿機をいう。〔舶来語便覧(1912)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカーディングの言及

【紡績】より

…不純物の除去も兼ねる。(3)カーディングcarding(梳綿) 繊維を鋸歯状のメタリックワイヤを巻きつけた大きなシリンダー表面に乗せ,その上にセットされたローラー表面の鋸歯状の刃先,またはキャタピラー状に連結された板に固定した針布の針先との間でくしけずり,繊維1本1本に分離しながら平行に伸ばす。シリンダー表面に浮いた短繊維は上方の歯先に移り,雑物も遠心力で上方に移りやすい(〈カード〉の項参照)。…

※「カーディング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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