ガブリエル反応(読み)がぶりえるはんのう

世界大百科事典(旧版)内のガブリエル反応の言及

【アミン】より

…アンモニアNH3の水素原子を炭化水素基Rで置換した化合物の総称。炭化水素基の数が1個,2個,3個のものをそれぞれ第一アミン,第二アミン,第三アミンという(図1)。なお,アンモニウム塩NH4Xの4個の水素原子をすべて炭化水素基で置換した化合物(一般式R4NX)は第四アンモニウム化合物と呼ばれる。アミンの炭化水素基が脂肪族のものだけであれば脂肪族アミン,一つでも芳香族のものを含めば芳香族アミンという。構造の簡単なアミンは,窒素原子に結合している炭化水素基名の後に接尾語amine(アミン)をつけて命名する(表参照)が,芳香族第一アミンの基本的なものについては,慣用名(アニリントルイジンなど)が認められている。…

【フタルイミド】より

…これとハロゲン化アルキルとを反応させてから加水分解すると,第一アミンが合成できる。この反応は1887年にドイツのガブリエルSiegmund Gabrielが見いだしたもので,第一アミンのガブリエル合成,またはガブリエル反応とよばれる。ガブリエル反応はアミノ酸の合成にも用いられる。…

※「ガブリエル反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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