日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガヤ(インド)」の意味・わかりやすい解説 ガヤ(インド)がやGaya インド北東部、ビハール州パトナ県の宗教都市。人口38万3197、周辺部を含む人口39万4185(2001)。ヒンドゥー教の聖地の一つでビシュヌ・パード寺院があるが、仏教の聖地としてとくに有名である。釈迦(しゃか)が修行して解脱(げだつ)し覚者(仏陀(ぶっだ))となったブッダガヤは、ガヤの南約10キロメートルに位置する。周りの岩山には仏教遺跡が多数散らばり、金剛座の跡には高さ54メートルの大塔がそびえ、緑の老樹で囲まれる。世界各地からの巡礼客が絶えず、観光地化が著しい。[村上 誠] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例