ガルッピ,B.(読み)がるっぴ

世界大百科事典(旧版)内のガルッピ,B.の言及

【ピアノ】より

…スカルラッティは600曲に及ぶハープシコード・ソナタを残したが,それらは3度・6度の重音奏法や幅広い分散和音,各種の装飾音,両手の交差など,ピアノ奏法を基礎づけるのに大きな役割を果たした。前古典派ではイタリアのアルベルティDomenico Alberti(1710ころ‐40ころ),ガルッピBaldassare Galuppi(1706‐85)らのソナタ,J.S.バッハの息子たちのソナタと協奏曲が重要である。エマヌエルはハープシコードとクラビコードのための作品を250曲ほど残し,また《正しいクラビーア奏法の試論》2部(1753,62)を著して演奏理論史でも一時代を画した。…

【ロシア・ソビエト音楽】より

… 1730年代に入ると,ロシアの宮廷に直接西欧から音楽が輸入され始めた。1735年以来長くロシアに滞在したイタリアの作曲家アラヤFrancesco Araja(1709‐70?)を草分けとして,ガルッピBaldassare Galuppi(1706‐85),トラエッタTommaso Traetta(1727‐79),パイジェロ,サルティGiuseppe Sarti(1729‐1802),チマローザといった一流のイタリア人作曲家が,エカチェリナ2世(在位1762‐96)の宮廷楽長としてペテルブルグに滞在した。イタリアをはじめ西欧から多くの音楽家が雇われて,ロシアの宮廷や大貴族の下で演奏やロシア人音楽家の教育に当たった。…

※「ガルッピ,B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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