キッシュ(英語表記)Egon Erwin Kisch

デジタル大辞泉 「キッシュ」の意味・読み・例文・類語

キッシュ(〈フランス〉quiche)

フランスのパイ料理の一。パイ皿パイ生地を敷き、ベーコン・ハム・チーズなどの具を入れ、生クリーム牛乳を混ぜた塩味卵液を注ぎ、オーブンで焼いたもの。オードブルに用いる。

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改訂新版 世界大百科事典 「キッシュ」の意味・わかりやすい解説

キッシュ
Egon Erwin Kisch
生没年:1885-1948

チェコのユダヤ系ルポルタージュ作家。プラハの著名なユダヤ一族の出身。最初はプラハ,第1次大戦後はベルリンジャーナリストとして活躍し,プラハとベルリンの都市文化に根ざした前衛的ルポルタージュ文学の世界を開く。ヨーロッパ各地に取材した《韋駄天記者》(1924)は彼のあだ名ともなった。33年国会議事堂炎上事件によってナチスに逮捕されたが,チェコ国籍のため釈放。スペイン人民戦線に参加,40年以降はメキシコに亡命し,ファシズムと戦った。46年帰国後プラハで不遇な死をとげた。傑作ルポ《カールスバートマルクス》を残す。
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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「キッシュ」の解説

キッシュ【quiche(フランス)】

パイ料理の一種。焼き型にパイ生地を敷き、ベーコン・チーズなどの具と生クリーム・卵を混ぜたものを詰め、オーブンで焼いたもの。オードブルなどに用いられる。フランスのロレーヌ地方が発祥とされる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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