キティー台風(読み)キティーたいふう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キティー台風」の意味・わかりやすい解説

キティー台風
キティーたいふう

1949年8月31日午後7時過ぎ神奈川県小田原市の西に上陸し,東京都西部,埼玉県熊谷市付近を通って 9月1日午前0時頃新潟県柏崎市付近から日本海上に抜けた台風東海関東地方,北日本の日本海側で暴風となった。台風の中心が通過する時刻満潮の時刻が重なったため,東京湾高潮が起こり,横浜港船舶が大きな被害を受けた。東京における高潮は 32年ぶりであった。被害は死者 135人,行方不明者 25人,住家全半壊 1万7203棟,床上・床下浸水14万4060棟。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android