キバナニオイヤグルマ(黄花匂矢車)(読み)キバナニオイヤグルマ(英語表記)Centaurea suaveolens; yellow-sultan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キバナニオイヤグルマ(黄花匂矢車)
キバナニオイヤグルマ
Centaurea suaveolens; yellow-sultan

キク科ヤグルマギク属の一年草。カスピ海沿岸地方に自生する。草丈は 60~80cm。葉は羽状に中裂し,互生する。分枝は少く,細い花茎の先に直径5~6cmの頭状花を単生させる。頭状花は粗い凹凸のある舌状花で縁取られ,鮮黄色。切り花として人気が高く,冬から春にかけて流通し,普通はイエローサルタン英名で呼ばれる。日当りと水はけのよい場所を好む。秋に種子をまくと4~5月に開花する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android