ギザ(英語表記)Giza

翻訳|Giza

デジタル大辞泉 「ギザ」の意味・読み・例文・類語

ギザ(Giza)

エジプトナイル川下流西岸の都市。首都カイロ対岸に位置し、クフ王のピラミッドをはじめとするギザの三大ピラミッドスフィンクスがあることで有名。人口、行政区289万(2006)。ギゼー。エル‐ギザ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギザ」の意味・わかりやすい解説

ギザ
Giza

アラビア語ではジーザ Al-Jizah。エジプト北部,ギザ県の県都。カイロ南南西 6km,ナイル川西岸の首都圏ベッドタウンと有名な古代遺跡の町。市街の南西約 10kmに第4王朝 (前 2613頃~2494頃) のクフ,カフラー,メンカウラー3王のいわゆる「三大ピラミッド」をはじめ,9基のピラミッド,付属の葬祭神殿,河岸神殿,スフィンクス,第4・第5王朝の貴族の墓地群などが整然と分布している。南郊にある古代都市メンフィスの遺跡,ダハシュールのピラミッド群とともに,1979年世界遺産の文化遺産に登録。イスラム時代初期には,デルタ地帯からの外敵侵攻に対する防衛線がここにしかれ,この地方最大の中心地としてその地位を保った。現在の町は古い墓地のある伝統的イスラム居住地と官庁外国公館,研究施設などの近代建築とがきわだった対照をみせている。産業としては綿織物業製靴,ビール醸造のほか,国の映画産業が集中している。 1924年カイロ大学が移転してきたのをはじめ,アラビア語アカデミー,芸術大学など各種の高等研究機関がある。人口 215万 6000 (1990推計) 。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ギザ」の解説

ギザ
Giza

ナイル川のカイロ対岸に位置し,ピラミッド所在地として有名。クフ王の第1ピラミッド以下三大ピラミッド,スフィンクスマスタバが東北から西南年代順に並んでいる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ギザ」の意味・わかりやすい解説

ギザ
ぎざ

ギゼー

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旺文社世界史事典 三訂版 「ギザ」の解説

ギザ

ギゼー

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