クサンティッポス(英語表記)Xanthippos

改訂新版 世界大百科事典 「クサンティッポス」の意味・わかりやすい解説

クサンティッポス
Xanthippos

前5世紀初頭アテナイの政治家,軍人生没年不詳。ペリクレスの父。改革者クレイステネスのめいを妻とし,政界で活躍。前489年マラトン合戦の功労者ミルティアデスを民会で弾劾して有罪にしたが,前484年には陶片追放に遭う。前480年ペルシア軍を迎えての大赦令により帰国。翌年ストラテゴス(将軍)に選ばれ,アテナイ海軍を指揮してペルシア軍を追い,ミュカレの戦で勝利,翌年ペルシアの根拠地セストスを攻略した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android