クディヤッタム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クディヤッタム」の意味・わかりやすい解説

クディヤッタム

南インドのケララ州に伝承されている唯一の古典サンスクリット劇。演者サンスクリット語の詩を,洗練された手の表現ムドラーと顔の表現ムカービヤナで表現していく。四行詩を上演するのに1時間かかり,二晩,三晩も続く。舞踊をまったく含まない劇で,今日ではほとんど上演されないが,ケララ州政府が伝統演劇を保護するために創設したカラマンダラム舞踊学校では,年数回上演される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android