クマ(熊)(読み)クマ

百科事典マイペディア 「クマ(熊)」の意味・わかりやすい解説

クマ(熊)【クマ】

食肉目クマ科の哺乳(ほにゅう)類の総称。尾は短く,毛は一般に長くて密生四肢は太くがんじょう。吻(ふん)は突出する。ユーラシア大陸,北アフリカ,南北アメリカに分布。7〜9種がある。木登りや泳ぎがうまく,雑食性。ときに人畜を襲うことがある。寒い地方では冬眠(生理学的には冬ごもりに近い)し,この間に普通2子を産む。熊の胆(い)(胆嚢)は健胃剤にされ,毛皮敷物にされる。日本にはツキノワグマヒグマがすむ。ほかにホッキョクグマ,マレーグマ,アメリカグマなど。

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