クラウド・コンピューティング(読み)クラウド コンピューティング

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

クラウド・コンピューティング

インターネットを利用したサービスの利用形態を表す。インターネット上のさまざまなハードウェアソフトウェア資源クラウド(雲)として捉えて、ユーザーはそうしたサーバー群の存在を意識することなく、さまざまな処理をサービスとして利用する。クラウド・コンピューティングでは、クライアントは、インターネットへの接続機能やWebブラウザーなど最低限の環境を用意するだけで、電子メールやグループウェア、業務システムといったさまざまなサービスが利用できる。実際の処理は、サービスを提供する事業者(ASP)側のサーバーで実行・管理される。ユーザーは、利用したサービスの料金を支払う。自社サーバーの管理や、個々のクライアントパソコンへのソフトウェアのインストールなどの手間がかからず、ハードウェアとソフトウェアをまるごとアウトソーシングできるのがメリット。ソフトウェアをサービスとして提供するSaaS、ソフトウェアを構築する環境ごと提供するPaaSなどがある。

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パソコンで困ったときに開く本 の解説

クラウド・コンピューティング

パソコンやスマートフォンなどでインターネット上のサービスを利用し、サービス提供者が用意したホストコンピュータストレージデータの処理や保存を任せる使い方のことです。インターネットを形や大きさが定まらない「雲(クラウド)」に例え、サービスが「雨」のようにふりそそぐと表現されたことからこの名で呼ばれるようになりました。サービスを利用するのにネット接続が必須となりますが、手元機器性能が低くても、いろいろなことができるメリットがあります。
⇨ウェブアプリケーション共有

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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