クリッペル=ファイル病(読み)クリッペル=ファイルびょう(英語表記)Klippel-Feil syndrome

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリッペル=ファイル病」の意味・わかりやすい解説

クリッペル=ファイル病
クリッペル=ファイルびょう
Klippel-Feil syndrome

1912年に M.クリッペルおよび A.ファイルが初めて報告した脊椎先天性奇形。首なし人といわれるほどの頸部短縮頸椎の運動制限,頸部毛髪の下縁低下などが特徴で,X線像では頸椎体数の減少,頸椎間の骨性癒合が認められる。そのほか,口蓋裂,胸郭変形,合指症内反足など先天性奇形を合併することも多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android