クリュチェフスカヤ山(読み)クリュチェフスカヤサン(英語表記)Klyuchevskaya Sopka

デジタル大辞泉 「クリュチェフスカヤ山」の意味・読み・例文・類語

クリュチェフスカヤ‐さん【クリュチェフスカヤ山】

Klyuchevskaya SopkaКлючевская Сопка》ロシア連邦北東部、カムチャツカ半島中東部にある活火山。同半島最高峰(4750メートル)。17世紀末の噴火記録があり、以降、何度も噴火を繰り返している。また、1935年に創設されたカムチャツカ火山観測所がある。クリチェフスコイ自然公園内に位置し、2001年に「カムチャツカの火山群」の名称世界遺産自然遺産)に拡大登録された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリュチェフスカヤ山」の意味・わかりやすい解説

クリュチェフスカヤ山
クリュチェフスカヤさん
Klyuchevskaya Sopka

ロシア東部,カムチャツカ半島中部東寄りにある火山。半島の最高峰で,標高 4750m。頂上噴火口をもつ美しい円錐形の火山で,斜面にも約 70の側火山(→寄生火山)がある。1700年以降 50回以上噴火を繰り返している世界有数の活火山であり,山頂からは常に噴煙が立ち上っている。1935年,火山活動を監視するカムチャツカ火山局が山麓に設置された。2001年,世界遺産の自然遺産であるカムチャツカの火山群(1996登録)の拡大登録の対象となった。

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