日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリーク(水路)」の意味・わかりやすい解説 クリーク(水路)くりーくcreek デルタ(三角州)その他の低湿地につくられた人工的水路。日本の佐賀平野や中国の揚子江(ようすこう)・珠江(しゅこう)、インドシナ半島のメコン川、タイのチャオプラヤー川のデルタにみられる。これらの低湿地帯の開拓史をみるとクリークが人工的に掘られたことがわかり、ほとんどの集落へはクリークが通じ、物揚げ場がつくられ、各家は小舟をもっている。クリークは灌漑(かんがい)、排水や交通(舟運)に使われ、底の泥土は肥料とされ、生産と生活の両面に大きく利用されている。[浅香幸雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例