クルアーニー/ランゲル-セント-イライアス/グレーシャー-ベイ/タッチェンシニー-アルセク(読み)クルアーニー ランゲルセントイライアス グレーシャーベイ タッチェンシニーアルセク

世界遺産詳解 の解説

クルアーニー ランゲルセントイライアス グレーシャーベイ タッチェンシニーアルセク【クルアーニー/ランゲル-セント-イライアス/グレーシャー-ベイ/タッチェンシニー-アルセク】

1979年に登録、1992年、1994年に登録内容が変更されたアメリカ及びカナダの世界遺産(自然遺産)で、アメリカとカナダの国境地帯に位置する山岳公園群。地理的には北アメリカ大陸の太平洋岸北部にあり、アメリカのアラスカ州とカナダのユーコン準州、ブリティッシュ・コロンビア州にまたがっている。カナダのクルアーニー国立公園、タッチェンシニー-アルセク州立自然公園、アメリカのグレーシャー・ベイ国立公園、ランゲル-セント・イライアス国立公園・保護区で構成されている。山岳地帯を基盤とする無数の氷河と広大な氷原や氷層、さらに未開のツンドラ森林地帯や氷河を水源とする数多くの川や滝、湖沼などの壮大な景観が広がる。ことに、クルアーニー山脈地帯から動き出す世界最大級の氷河がアラスカ湾に崩れ落ちる様は壮観で雄大。また、動植物も豊富で、ハクトウワシ、グリズリーコヨーテヘラジカドールシープトナカイアカギツネユキウサギなどの動物が生息していることなどから、世界遺産に登録された。◇英名Kluane/Wrangell-St Elias/Glacier Bay/Tatshenshini-Alsek

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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