クレン岩(読み)クレンがん(英語表記)kullaite

岩石学辞典 「クレン岩」の解説

クレン岩

赤色斜長石マイクロクリンを含む輝緑岩[Henning : 1899].その後にK2OとH2Oに富む輝緑岩質の分化残留物でオフィティック組織をもつ岩石とした[Hjelmqvist : 1930].変質した混成作用による斑状岩で,アンデシン斑晶Na-正長石捕獲結晶が石基に含まれ,石基の一部にオフィティック組織が見られる[Tomkeieff : 1983].スウェーデン,クレン(Kullen)のクラガルデン(Kulla garden)に産出する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android