グメリン,L.(読み)ぐめりん

世界大百科事典(旧版)内のグメリン,L.の言及

【ウェーラー】より

…フランクフルト・アム・マイン近郊のエッシャースハイムの生れ。ハイデルベルク大学で学んだのち,グメリンLeopold Gmelin(1788‐1853。J.F.グメリンの息子)のすすめにより,1823年から約1年間J.J.ベルセリウスのもとでさらに化学の修業を積んだ。…

【シアノ鉄錯塩】より

…俗称フェリシアン化カリウム,赤血塩,赤血カリなど。1822年グメリンLeopold Gmelin(1788‐1853)により初めてつくられた。工業的には,ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウムの水溶液をアルカリ性で電解酸化するか,塩素で酸化してつくる。…

【有機化合物】より

…1811年J.J.ベルセリウスは物質を有機物と無機物に分類することを提案し,前者は〈定比例の法則〉や〈倍数比例の法則〉に従わない物質と定義した(これは彼自身によって後に撤回された)。17年グメリンLeopold Gmelin(1788‐1853)は,無機物は基本的に二元化合物であるのに対して,有機物は最も単純なものでも三元化合物であり,その生成には生気が必要であると述べた。F.ウェーラーは28年無機物の一種とみなされていたシアン酸アンモニウムを加熱して,典型的な有機物である尿素を〈腎臓の助けを借りることなく〉得ることに成功し,さらに45年A.W.H.コルベは単体だけを原料として酢酸が合成できることを示した。…

※「グメリン,L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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