グランドラピッズ(英語表記)Grand Rapids

デジタル大辞泉 「グランドラピッズ」の意味・読み・例文・類語

グランド‐ラピッズ(Grand Rapids)

米国ミシガン州西部の都市グランド川沿いに位置する。デトロイトに次ぐ同州第二の規模をもつ。19世紀前半に毛皮交易拠点が置かれ、19世紀後半より、製材業が発展し、家具産業中心地として栄えた。自動車工業航空機工業も盛ん。ジェラルド=R=フォード大統領博物館がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「グランドラピッズ」の意味・わかりやすい解説

グランド・ラピッズ
Grand Rapids

アメリカ合衆国ミシガン州南西部の都市。人口19万3780(2005)。市の中心を流れるグランド川の急流rapidsにちなんで市名がつけられた。ミシガン州は森林が豊富であったので,当市は家具生産を中心に発展した。木製家具のみならず金属家具製造も行われ,とくに学校教会,劇場用の椅子,座席の製造が盛んである。市の博物館には19世紀に作られた家具が展示されている。第38代大統領フォードはこの町で育った。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グランドラピッズ」の意味・わかりやすい解説

グランドラピッズ
Grand Rapids

アメリカ合衆国,ミシガン州南部,グランド川に沿う都市。ミシガン湖から約 48km上流に位置する。 1826年フランス人によって交易所が設けられたのに始り,50年に市となる。かつては製材,木工業が盛んで同国最大の家具製造の都市として繁栄。第1次世界大戦後は商業も活発となる。事務機械,自動車と航空機の部品などを生産。果樹や野菜の栽培地域を背景にもち,ミシガン州西部の商業の中心地となっている。カルビン大学,図書館,家具博物館,美術館などがある。人口 18万8040(2010)。

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