グリュンウェーデル,A.(読み)ぐりゅんうぇーでる

世界大百科事典(旧版)内のグリュンウェーデル,A.の言及

【キジル石窟】より

…窟数236(1973現在)。1906年(グリュンウェーデル)と14年(ル・コック)のドイツ隊の調査で注目され,07年にはペリオが,28年には黄文弼が調査した。53,73年には北京大学を中心とする本格的な調査が行われた。…

【クムトゥラ石窟】より

…南から北へ三つの山峡があり,前2者の山峡には,ドーム天井の方形主堂に後堂をもつ窟や,長い入口通廊にドーム天井をもつ方形主室が続く窟があり,壁画はキジル石窟の後期様式と並行するが,一部に改修がある。1903年に第1回大谷探検隊,06年にグリュンウェーデル,07年にペリオ,28年に黄文弼が調査した。石窟群の主要部は第3峡に群集し,唐の年紀(843年から894年までにわたる)をもつ題記が多数あることから,グリュンウェーデルは〈碑文石窟Inschriften Schlucht〉と名づけた。…

【中央アジア探検】より

…そこで19世紀末以来,東トルキスタンの探検が熱心に行われた。その傾向をおおまかに分類してみると,19世紀末ごろまではプルジェワリスキーやヘディンらの地理学的個人的探検が盛んであり,次いで1901‐15年間には,イギリスのスタイン,ドイツのグリュンウェーデルAlbert Grünwedel(1856‐1935),ル・コック,フランスのペリオら各国の組織的学術調査が行われた。その後は中華民国の成立によって,外国人の調査・探検が禁止され,わずかに中国人との共同調査計画のみが許可されるようになった。…

※「グリュンウェーデル,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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