ケアリー,W.(読み)けありー

世界大百科事典(旧版)内のケアリー,W.の言及

【キリスト教】より

…他方プロテスタントは17世紀に入ってからヨーロッパの外へと伝道を始め,それがいちじるしく活発になったのはバプティストによってである。ケアリーWilliam Carey(1761‐1834)は1793年ベンガルに上陸し,のちカルカッタに来てベンガル語聖書を完成した。このバプティストの間でも伝道協会が設立されたが,その後95年に設立されたロンドン宣教会の活躍はめざましく,J.R.モリソン,W.ミルン,ギュツラフを派遣して中国伝道を行った。…

【フォート・ウィリアム・カレッジ】より

…このカレッジがインドの文化復興,ことにこれまで顧みられることの少なかった地方語の発展に果たした役割は大きい。なかでも1801年に開設されたベンガル語学部では,セランポール伝道団のウィリアム・ケアリーWilliam Carey(1761‐1834)が中心となってベンガル語の文法書や辞書を編纂し,日常会話や読物の教科書をつくってベンガル語近代散文の基礎を据えたほか,中世の詩人オージャーの《ラーマーヤナ》翻案など古典作品の発掘,出版にも力を注いだ。【大西 正幸】。…

※「ケアリー,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android