ケイ(珪)素酸素四面体(読み)けいそさんそしめんたい

百科事典マイペディア 「ケイ(珪)素酸素四面体」の意味・わかりやすい解説

ケイ(珪)素酸素四面体【けいそさんそしめんたい】

ケイ酸塩結晶構造の単位SiO4正四面体中心にケイ素原子が,4頂点に酸素原子が位置したもので4価の負の荷電をもつ。ケイ酸塩はこの四面体が配列し,その間に金属イオンが入って中性の塩となる。結合してケイ酸塩をつくるときは頂点のOを共有する構造をとり,稜(りょう)あるいは面を共有することはない。
→関連項目ケイ(珪)酸塩鉱物

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android