ケイ光X線(読み)ケイこうエックスせん(英語表記)fluorescent X-ray

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケイ光X線」の意味・わかりやすい解説

ケイ光X線
ケイこうエックスせん
fluorescent X-ray

X線物質に入射するとき,物質中の元素が放射する特性X線。入射X線が原子内の電子を放出し,その後に高い準位にある電子が低い準位に落込む際にケイ光X線が放射される。ケイ光X線の波長一定なので物質の同定に利用される。ケイ光X線分析では,このケイ光X線の分光分析によって諸元素を定量分析する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android