ゲルー派(読み)ゲルーは

百科事典マイペディア 「ゲルー派」の意味・わかりやすい解説

ゲルー派【ゲルーは】

黄帽(こうぼう)派

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世界大百科事典(旧版)内のゲルー派の言及

【ダライ・ラマ】より

…チベットの教化主とされる観音菩薩の化身が転生しているものと民間に信じられている。ツォンカパの開宗したゲルー派仏教が急速に発展して従来の諸派と対立し,それぞれ東西の有力民族と結託して抗争した。ゲルー派の抵抗運動を組織したゲンドゥン・ギャツォの没後,勢力結束の象徴として,反対派の習慣にならってその転生者が選ばれた。…

【ツォンカパ】より

…チベット仏教ゲルー派(黄帽派)の開祖。青海のツォンカ(宗喀爾)に生まれたのでこのように通称され,〈宗喀巴〉と漢音訳される。…

【ラマ教】より

…そのような無知と表裏一体の信仰の上に転生活仏などの特異な社会ができあがったのでもあった。【山口 瑞鳳】
【モンゴリア等におけるラマ教】
 黄帽派(ゲルー派)ラマ教がチベットの外へ最初に広まった地方はモンゴリアである。16世紀中ごろから黄帽派信仰が内モンゴリア西部のモンゴル貴族の間に流行しはじめ,ついに1578年大アルタン・ハーンは青海湖畔でダライ・ラマ3世に謁してその施主となるにいたった。…

※「ゲルー派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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