コクチェタフ州(読み)コクチェタフ(英語表記)Kokchetav

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コクチェタフ州」の意味・わかりやすい解説

コクチェタフ〔州〕
コクチェタフ
Kokchetav

カザフスタン北部の州。州都コクチェタフ西シベリア低地カザフ丘陵の接する地域にあり,ステップ地帯に入るが,高地にはマツシラカバの森林がある。西部をイシム川が流れ,多数の湖があるが,その多くは塩湖である。主要な穀作地帯の一つで,コムギオオムギキビトウモロコシ,ジャガイモなどが栽培され,畜産も盛ん。住民の3分の2が農村に居住している。主要工業は農産物加工 (製粉食肉油脂) ,建設資材,金属加工などである。州都南東方の丘陵地によく知られた保養地ボロボエがある。州内を鉄道が横断,縦断しており,コクチェタフがその交差点に位置している。面積7万 8100km2。人口 66万 9400 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android