コサイン

デジタル大辞泉 「コサイン」の意味・読み・例文・類語

コサイン(cosine)

三角比三角関数の一。直角三角形で、一つ鋭角について、斜辺に対する底辺の比。また、これを一般角に拡張して得られる関数。記号cos 余弦余弦関数

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精選版 日本国語大辞典 「コサイン」の意味・読み・例文・類語

コサイン

〘名〙 (cosine)
① 三角比の一つ。三角形ABCにおいて、角Cが直角のとき、辺 ACAB との比を角Aのコサインといい cosA と書く。余弦。
※人生(1896)〈夏目漱石〉「『サイン』『コサイン』を使用して三角形の高さを測る」
② 三角関数の一つ。余弦を一般角にまで拡張して得られる実数全体を定義域とする関数。y=cosx で表わす。余弦関数。

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百科事典マイペディア 「コサイン」の意味・わかりやすい解説

コサイン

余弦とも。三角関数の一つ。角Cを直角とする直角三角形ABCでAC/ABを角Aのコサインといい,cos Aと書く。
→関連項目サインセカントタンジェント方向余弦

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コサイン」の意味・わかりやすい解説

コサイン

三角関数」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のコサインの言及

【三角関数】より


[三角比]
 ∠C=90゜の直角三角形ABCにおいて,次の6個の比の値は,角Aの大きさのみで定まり,直角三角形ABCの大きさには無関係である(図1)。これらの比の値を,それぞれ角Aの正弦(サインsine,記号sin),余弦(コサインcosine,記号cos),正接(タンジェントtangent,記号tan),余接(コタンジェントcotangent,記号cot),正割(セカントsecant,記号sec),余割(コセカントcosecant,記号cosec)といい,これらを総称して三角比という。次に述べる三角関数は三角比の概念の拡張であって,角θが鋭角(0゜<θ<90゜)の場合は上の三角比の定義と一致する。…

【平面三角法】より

…Pの座標が(a,b)で線分OPの長さがrならば,6個の比b/r,a/r,b/a,a/b,r/a,r/bはPのとり方によらずαによって定まる。それで,これらをそれぞれsinα,cosα,tanα,cotα,secα,cosecαで表して,∠αのサイン(正弦),コサイン(余弦),タンジェント(正接),コタンジェント(余接),セカント(正割),コセカント(余割)と呼び,総称して三角比,またはαの関数と考えて三角関数と呼ぶ。平面三角法とは三角関数に関する諸公式,三角関数を用いて書き表される三角形の辺と角に関する諸公式およびそれらの測量などへの応用を学ぶ学科である。…

※「コサイン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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