日本大百科全書(ニッポニカ) 「コックピット(地形)」の意味・わかりやすい解説 コックピット(地形)こっくぴっとcockpit 石灰岩地域において、溶食が進むと、ウバーレやポリエの接する地域には蜂巣(ほうそう)状をした錐(きり)形にとがった丘が残り、もとの地形面は消えうせてしまう。この直線的な配列をした丘陵状の地形をコックピットまたはモゴテスmogotes(塔状カルスト)というが、地方により形態に応じ、名称もさまざまである。コックピットはジャマイカの地名に由来する名称。カルストは凸(とつ)地形が多く孤立しているのに対し、コックピットは連続している。[三井嘉都夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例