コッパース(英語表記)Koppers, Wilhelm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コッパース」の意味・わかりやすい解説

コッパース
Koppers, Wilhelm

[生]1886.2.8. メンツェレン
[没]1961.1.23. ウィーン
オーストリアの人類学者。ウィーン大学において民族学の分野に活躍。初め W.シュミットらとともに文化圏説を唱え,『民族と文化』 (1924) をシュミットと共著,経済の部を執筆した。のちに文化圏説からは離れたが,その後も歴史民族学の発展に寄与し,特にインド宗教史に関する研究を中心として,中国や東南アジアについて多くの論考を発表した。主著『中部インドのビール族』 Die Bhil in Zentralindian (48) ,"Der Urmensch und sein Weltbild" (49) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android