コネクチン

栄養・生化学辞典 「コネクチン」の解説

コネクチン

 タイチンともいう.骨格筋心筋に存在するタンパク質

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコネクチンの言及

【細胞】より

…動物細胞は,細胞が合成し分泌したタンパク質であるコラーゲンcollagen,フィブロネクチンfibronectin,ラミンlaminなどによって覆われ,また,これらのタンパク質は細胞膜と相互作用することによって細胞の形態や機能に影響を与えている。ラミンはコネクチンconnectinを介して細胞表層のアクチン繊維と結合でき,フィブロネクチンは細胞膜を貫く結合タンパク質を介してアクチン繊維と結合でき,結果として,細胞骨格と連動しうる構造になっている。癌化に際して,細胞形態の変化と同時に,細胞の外側を包み込む形で発達しているフィブロネクチンの網目構造が著しく減少することが知られているが,この現象は細胞膜からアクチン繊維が離れ,ストレスファイバーが見えなくなるなど,アクチン繊維の分布の変化と関係がある。…

※「コネクチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android