コネティカット川(読み)コネティカットがわ(英語表記)Connecticut River

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コネティカット川」の意味・わかりやすい解説

コネティカット川
コネティカットがわ
Connecticut River

アメリカ合衆国,ニューイングランド地方最大の川。全長約 655km。流域面積2万 8710km2ニューハンプシャー州北西部,カナダとの国境付近のコネティカット湖に発し,直線的にニューハンプシャー州とバーモント州境を南流し,マサチューセッツ州中西部,コネティカット州中央部を横断して,ロングアイランド海峡に注ぐ。 1614年,オランダ商人 A.ブロックが河岸に到達した。川の名前は,「潮の干満の大きい川」というインディアンの言葉からきたものである。支流は一般に短小急流で狭い谷をつくり,本流とともに水力発電の開発が著しい。河谷は肥沃で農業が発達し,古くから交通路としても利用された。沿岸には,ハートフォード,ウェザーズフィールドなどの工業都市がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android