コベリン(英語表記)covelline

デジタル大辞泉 「コベリン」の意味・読み・例文・類語

コベリン(covelline)

銅藍

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「コベリン」の意味・わかりやすい解説

コベリン
covelline

銅ランともいう。化学組成CuS。藍青色でへき開の発達した鉱物であるが,肉眼で認められる結晶はまれ。鉱石顕微鏡下で強い多色性と異方性を示す。六方晶系。モース硬度1.5~2,比重4.6~4.8。Cu66%。ときに玉虫色を示す。銅の二次富化帯に,他の銅の硫化鉱物表面をおおって,または割れ目を埋めて生成していることが多い。斑銅鉱の表面が紫色になったり,黄銅鉱の表面が青緑色になっている場合,表面だけの変色で,顕微鏡下でも格別の鉱物の生成の認められないことも多い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コベリン」の意味・わかりやすい解説

コベリン
こべりん

銅藍

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android