コモン・コーズ(英語表記)Common Cause; CC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コモン・コーズ」の意味・わかりやすい解説

コモン・コーズ
Common Cause; CC

アメリカ公共利益団体でリベラル派の代表的組織。 L.ジョンソン政権の健康・教育・福祉相をつとめた J.ガードナーが 1970年に設立。会員数は約 30万人。連邦および州政府を,より市民に開かれかつ責任あるものにするべく,市民の立場からロビイング活動を行うことを目的とする。選挙運動資金の公開,議会の年功序列打破,情報公開法の制定などの運動を展開し,実績を上げている。

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世界大百科事典(旧版)内のコモン・コーズの言及

【圧力団体】より

…この中でとりわけ目立つのは,経営者,労働者などの利益の表出を事としてきた伝統的圧力団体とは性質を異にする圧力団体の台頭である。そのような圧力団体の例として挙げられるのが,(1)日本の地方六団体(全国知事会,全国都道府県議会議長会,全国市長会,全国市議会議長会,全国町村会,全国町村議会議長会)を典型とする地方自治体関係の団体,(2)〈きれいな空気〉〈きれいな水〉〈きれいな政治〉を求める,アメリカの〈コモン・コーズCommon Cause〉(1970結成)をはじめとする公共利益団体,さらに(3)社会の高齢化を背景とする高齢者団体などにほかならない。他方で,圧力団体活動の国際化もまた目覚ましい。…

※「コモン・コーズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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