ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コラ」の意味・わかりやすい解説 コラ 南九州の特殊土壌の一つ。細粒の火山噴出物が固結してできた硬い盤層をもつ不良土。主として薩摩半島の南端に分布する。コラ層は掘起したのち空気にさらせば,数年でぼろぼろに風化する。このような固結層をもつ火山灰土壌はほかにもあり,富士山麓のマサもこれに相当する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
百科事典マイペディア 「コラ」の意味・わかりやすい解説 コラ 鹿児島県南薩地方に分布する固結した玄武岩質の降下スコリア層の俗称。〈甲羅〉が語源といわれ,ヒゴラ,ドップイコラ等の種類がある。約4000年前から活動をはじめた開聞岳の噴出物。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報