哺乳(ほにゅう)綱霊長目オナガザル科コロブス亜科コロブス属に含まれる動物の総称。ゲレザともいう。この属Colobusはすべてアフリカ産で、4種3グループに分類される。クロシロコロブス(アンゴラコロブスC. angolensisとアビシニアコロブスC. abyssinicusの2種)とアカコロブスC. badiusはアフリカ大陸を赤道に沿って東西に横断するように広く分布し、オリーブコロブスC. verusはガーナからギニアに分布する。いずれも樹上性で、熱帯多雨林、山地林、飛び石状の森林などにすみ、木の葉を主食とする。体長50~60センチメートル、尾長60~80センチメートル。手の親指は退化して痕跡(こんせき)を残すのみであるが、これはコロブス属に共通の特徴である。コロブス亜科共通の特徴として、その胃は大形でいくつかにくびれ、セルロース分解酵素を分泌すること、頬袋(ほおぶくろ)をもたないことなどがあげられる。クロシロコロブスは20頭程度の群れをつくり、アカコロブスは100頭にも達する大型の群れをつくる。クロシロコロブスは比較的飼育が容易であるが、他は困難で、動物園での出産記録はない。
[川中健二]
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新