コロムナ(英語表記)Kolomna

デジタル大辞泉 「コロムナ」の意味・読み・例文・類語

コロムナ(Kolomna/Коломна)

ロシア連邦西部モスクワ州都市。首都モスクワ南東約100キロメートル、モスクワ川オカ川合流点に位置する。16世紀に築かれたクレムリン城塞)の一部や、18世紀後半のエカチェリーナ2世時代に築かれた新古典主義様式の建物が多く残っている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「コロムナ」の意味・わかりやすい解説

コロムナ
Kolomna

ロシア連邦,ヨーロッパ・ロシアの西部,モスクワ州の都市。人口14万8762(2004)。モスクワの南東115km,モスクワ川とオカ川の合流点に位置する。1177年の文書言及があり,モスクワ南部の古い要塞として創建された。タタールに4度襲撃された歴史をもつ。ソ連で最初の機関車製造工場があり,1905年革命時には革命参加者27人の銃殺事件が起こった。今日では,重化学工業都市として,ディーゼル機関合成ゴム等を生産。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロムナ」の意味・わかりやすい解説

コロムナ
Kolomna

ロシア西部,モスクワ州の都市。モスクワの南東約 100km,オカ川とモスクワ川の合流点付近に位置する河港都市。年代記の 1177年の項に記される古都で,1301年モスクワ公国領となり,その南東を固める要塞都市であったため,4度にわたりタタール人の攻撃を受けた。ロシア最古の蒸気機関車製造の中心地の一つで,現在ディーゼル機関,大型工作機械,紡織機械,合成ゴムなどの製造が盛ん。教育大学がある。モスクワとリャザンを結ぶ鉄道ハイウェーが通る。人口 14万4642(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コロムナ」の意味・わかりやすい解説

コロムナ
ころむな
Коломна/Kolomna

ロシア連邦西部、モスクワ州の都市。モスクワ川がオカ川に合流する地点にあり、モスクワ―リャザニ間を結ぶハイウェーと鉄道が通る。人口15万1500(1999)。機械工業ディーゼル機関車、大型工作機械、繊維機械)が盛んである。12世紀から知られ、14~18世紀の建築記念物が保存されている。教育大学、郷土博物館がある。

[中村泰三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android