コロール島(読み)コロールトウ(英語表記)Koror

デジタル大辞泉 「コロール島」の意味・読み・例文・類語

コロール‐とう〔‐タウ〕【コロール島】

Kororパラオ中央部の島。同国でもっとも人口が多く、2006年まで同島の中心都市コロール首都が置かれた。バベルダオブ島マラカル島アラカベサン島と橋で結ばれる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「コロール島」の意味・わかりやすい解説

コロール[島]
Koror Island

西太平洋,パラオ諸島中部の島で,面積8km2,人口1万(2000)。北のバベルトゥアプ(バベルダオブ)島とは橋によって結ばれている。かつてコロールの長アイバドルは,バベルトゥアプ島マルキョクの長リクライと並ぶ二大首長として権力をふるった。第1次大戦後の日本の委任統治時代には南洋庁が置かれ,南洋群島施政の中心となり,日本人人口がパラオ人人口を上回っていた。パラオ共和国の首都として,国会政庁,裁判所などがあったが,2006年にバベルダオブ島のマルキョクに首都は移転している。
パラオ[諸島]
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロール島」の意味・わかりやすい解説

コロール島
コロールとう
Koror

西太平洋,パラオを構成するパラオ諸島の主島。2006年までコロールに首都が置かれていた。第2次世界大戦中の日本統治時代には人口約 3万人に達した。航空の便があり,観光地として開発が進んでいる。面積約 8km2。コロール州人口 1万2676(2005)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコロール島の言及

【南洋神社】より

…ミクロネシアのパラオ諸島のコロール島に日本が建てた神社。1919年,ベルサイユ条約によって,旧ドイツ領の南洋群島は日本の委任統治領となった。…

【パラオ】より

…正式名称=パラオ共和国Republic of Palau面積=459km2人口(1996)=1万7000人首都=コロールKoror(日本との時差=なし)主要言語=パラオ語,英語通貨=米ドルUS Dollar西太平洋,ミクロネシアのカロリン諸島西端のパラオ諸島が1994年に独立したもの。北のカヤンゲル島からバベルダオブ島,コロール島,ペリリュー島をへて南のアンガウル島まで一列に連なる。…

※「コロール島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android