コージブスキー(英語表記)Korzybski, Alfred Habdank Skarbek

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コージブスキー」の意味・わかりやすい解説

コージブスキー
Korzybski, Alfred Habdank Skarbek

[生]1879.7.3. ワルシャワ
[没]1950.3.1. コネティカット,シャロン
ポーランド生れのアメリカの哲学者。一般意味論創始者。 1915年軍務を帯びてカナダ,アメリカ滞在中,ロシア革命によるツァーリ没落を知り,アメリカ市民権を獲得。 21年の処女作"Manhood of Humanity"において,人類はその観念や経験を世代から世代へと伝達しうる能力 time-binding capacityをもつ独自の存在者であると述べ,この能力を基本にした新しい倫理学を提唱。さらに『科学と正気』 Science and Sanity: An Introduction to Non-Aristotelian Systems and General Semantics (1933) では,アリストテレス論理学を批判し,これら観念や経験の世代的蓄積を基本にした言語学を提唱し,これを一般意味論と呼んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android