改訂新版 世界大百科事典 「コーボルト」の意味・わかりやすい解説
コーボルト
Kobold
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…醜い小人の姿をした意地の悪い精霊。森や洞窟に住むといわれ,ドイツのコーボルト,フランスのゴブランGobelinと同義。子どもと馬を好み,たてがみをくしけずったり,悪い子どもをさらうと信じられ,昔,乳母たちは〈ゴブリンが食べに来るよ〉と言って子どもを寝かしつけた。…
…これらはまた水脈や地脈,あるいは鉱脈とも深く関係する。ドイツで信仰される地霊はコーボルトと呼ばれる地中の小人で,黄金を守るといわれ,妖精伝説やワーグナーの楽劇《ラインの黄金》を通じて一般に知られている。ほかに〈世界樹〉としての聖木が地霊をあらわすこともあり,オーク,杉,松などの巨木が神聖視された。…
※「コーボルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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